幸福学・夫婦編(第2講)~前編~



幸福学×夫婦論第2講、受講しました!すごくよかったです!
私のノートをシェアしますね(^▽^)/♪



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「幸福学・夫婦編」第2講(全6回)
しあわせの絆を育む愛情地図

講師&ファシリテーター:渡邊義・奈都子夫妻
一般社団法人ウェルビーイング心理教育アカデミー
2018-5-6 慶應大学往来舎
 

◆アイスブレイク&チェックイン=「パートナーシップビート」
 

参加者全員が二人ずつペアになり、向かい合って立つ。
基本編は目を開いて。1回、自分で両手を打つ。次に、1回相手と両手のひらをパン!と合わせる
2-2
3-34-45-54-43-32-21-1とリズムよく。
次は目をつぶって同じことをやる。もし失敗したら、初めからやり直し。


目を開くと課題に焦点いかにうまくやるか
つぶると、協力に焦点がいく (相手を感じ取ろう、力を合わせてやろう)

 
 
◆幸せな夫婦ってどんな夫婦?

ジョンゴッドマン博士の理論

レベルA 話し合い、問題解決できる

どちらかが泣いたりキレたりしない。みんなここを目指したいが、話し合えていたら問題は起こらない。しかし、レベルBができていないとAはできない。


レベルB 会話・コミュニケーション
議題があるのではない会話、コミュニケーションができていること
C
ができないとBができない


レベルCクオリティタイム(一緒に何かをする)=強化する時間

お互いに価値があると感じ、相手を意識し、努力を要するもの。

多分、結婚前、付き合っていた時はできた。
一緒に料理をする、テニスをする、何かをして時間を共有するなど。

「散歩に誘ってものってこないんです」という人は、Dができていない。


レベルDコントロールタイム(一人で何かをする)
眉間にしわを寄せて生活している人に散歩に誘われても行きたくない。それぞれが、自分が価値があると感じるものに取り組ンでいることが前提となる。(楽じゃないけど。)

  
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ウェルビーイング心理教育アカデミー」


理念:幸せに関する科学的知見を人生に生かす。

「人や社会を幸せに導く、科学的根拠に基づいた理論と方法」を学び、実践し、自分の人生を自分で想像できる人たちを増やすこと。普通の人がそういうデータを取り入れる機会を増やす。

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WHOの健康の定義から(1946)
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的・精神的・社会的にすべてが満たされた状態にあること。」
 
 
◆イントロダクション◆


質問: 結婚当初に幸せと感じる人はどれくらいいると思いますか?

答え:忘れたが・・・結構多め。半数以上。
地位財、非地位財に関係する幸せがあるが、結婚はもしかすると地位財的結婚もありえる。それを長く続く幸せ感にするには?


質問: その幸せ感を結婚後も持続できている人はどれくらいいるのでしょう?

アメリカでは:結婚後40年夫婦67%が離婚。その離婚の半数は最初の7年で起きている。再婚同士の結婚は、初婚同志の結婚よりも10%高いというデータがある。
・日本では:2016年では婚姻数621000組、離婚数217000組。結婚した人の半分が離婚に至る現実がある。
しあわせな結婚を維持するのは大変だが、秘訣がある。これから、それを学びます
 

疑問: どうしてこのような状況になってしまうのでしょう?
・性格の違い
・良い結婚を営むための具体的な方法を学んでない
・所得女性が高いと離婚しやすい?- お互いの自尊感情に関係?


離婚は2年から4年が最も多い。この時間に違いを見つけて調整できるかが鍵。

では、データ的にどういうものが残念な結婚関係をうむか?
 
 
結婚を破壊する4つの危険因子◆

これを使う夫婦は、高い確率で離婚する。
(博士いわく、夫婦の言動を5分間観察し、危険因子を測ることで、平均91%の確率で結婚生活を継続できるか、離婚に至るかの予測ができる。)
 
・非難する ・・・「人格」に関わる攻撃

不満は「行動」に対する文句だが、それを超えている。
)「どうしてゴミが出せないの?だから会社でも○○なのよ!」

 

・侮辱・・・相手をバカにする
)「どうせ君には無理。」「あなたなんて所詮そんなものよね。」


・自己弁護・・・非を認めず、他責する。

例)「私は悪くない」「君がこんなところに置くから悪い」


・逃避・・・向き合わない 

前の3つを受けることにより、起こる行動。例)長いトイレに行く。はぐらかす。
 
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【感想】

前野先生: 聞きながら反省していた。だいぶやっちゃってる。でも妻は優しくて取り合わない。「オレちっちぇえなあ」って思った。
参加者:: はじめ妻がこの因子が多かった。でも今は逆転した。妻の自己愛が増えたのだと思う。

 
 
◆ポジティブとネガティヴの比率は51

夫婦では、5:1以上である必要がある。
親子の関係は31OK
夫婦は他人だからこそ、ポジティブなやりとりが多くする必要がある。


心の声「え〜マジ?それって、かなり大変なことじゃない?そんなことできる?」


その努力や日ごろの意識によって「幸せな結婚」が得られるなら、取り組む価値はあるかも…。
 
 
◆幸せな結婚を維持する鍵=知的感情

日常生活でマイナス面よりプラス面を重視することであり、知的に感情を処理すること。
 
ネガティビティバイアスに抗う知的な行為
「ネガティビティバイアスとは」
危機的なものに注目する能力。必要な能力ではあるが、この能力が高すぎると、ストレス、関係を壊す。(たとえば火災報知器も、感度が高すぎると困る)だからこの能力にあらがい、知的に違う選択をしていくのがいい。
 
危機に遭遇すると、脳がファイトアンドフライトの状態になる。それ以外のコミュニケーションを身につけることが大切。
 
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◆幸福な結婚と不幸な結婚がもたらすもの◆

夫婦関係を良くすると、自分の体と子供に大きな影響がある

☆幸せな結婚生活は、病気にかかりにくく長生きする。
 
☆不幸な結婚生活は、約38%も病気になりやすく、寿命が4年縮まる。
ミシガン大学ロイス・バーブルッグ、ジェームズ・ハウスの研究
 
☆夫婦が険悪な状態で育った就学前の子供は、ストレスホルモンが異常に高い。15歳まで追跡調査した結果、無断欠席、無気力、仲間外れ、凶暴な行動、成績不良、不登校などが多くみられた。
 
 

【余談ですが】
恋と愛がどう違うか、高校生に教えている。「将来は父母のような夫婦になりたいか」と聞くと、なりたくない子は半分以上。なりたくない子には「、自分の子に『なりたい』と言ってもらえるため、今から学べるよ」と伝える。なりたい子には、「当たり前じゃない、父母の努力の上で成り立っている、すごく感謝なことなんだ」と伝える。夫婦関係はいつからでも変えられる。まずは自分から。シャンパンタワーのように。

 


動画・・・東大生38人が挑戦した簡単そうで意外と解けないテスト

https//www.youtube.com/watch?v=WZCVWW0oiv4
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母についてどれだけ知っているかの、100個の質問。
(東大受験よりむずかしい?)
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問目の質問「あなたのお母さんは母の日を楽しみにしていますか」 

「知識は力である」 byジョン・ゴッドマン


夫婦関係を良くするコツは、お互いを知ること。相手に対する知識は、愛を育むだけでなく、結婚生活が嵐に襲われた時にも、それに耐える強い力を与えてくれる。

 
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