トライアンドエラーの見本


トライアンドエラー」の意味は…

まずは行動してみて、その結果を見て修正していくやり方の事。

ビジネス成功のポイントとも言われる、「トライアンドエラー」の見本のような生き方をしているのが、お笑い芸人の中田敦彦さん。近ごろ彼に意識が高いビジネスマンの注目が集まり始めている。

この3月に出た雑誌「PHPビジネスTHE21」400号記念号で、中田さんのインタビューが記事があった。しかもかの大前研一さん、加藤一二三さんというそうそうたる方々と並んでの、目玉記事の扱いだった。

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この雑誌のターゲットは「30代半ば~40代、中間管理職クラスの意識の高いビジネスパーソンに、実践的なアドバイスを提供すること」だって。ええ?中田さん、まだ35歳なのに、凄い!



中田さんの生き様を見ると、子供の時から今まで、トライアンドエラーを貫いている。その生き方に魅せられてファンになる人も多い。それを「リアルライフ・エンタメ芸」と呼ぶ人もいるほどだ。

彼は慶應大学在学中に「大好きなことをやる人生を選びたい」と、お笑いの世界に飛び込んだ方。もし芸人にならなかったら、若くしてこんなビジネス雑誌のメイン記事にはならなかっただろう。そう考えると、人生は面白い。

小~中学校の時はサッカー少年だった。でも自分の才能に見切りをつけて、中2でガリ勉強君に豹変。椅子に身体を縛り付けて勉強したこともあるそうだ。

あるとき勉強が得意だけど「好き」ではない自分には、東大は無理だと気がついて、慶應へ目標変更。

お笑いの道を模索し始めたのは慶應に入学してすぐだ。そして藤森慎吾さんと出会い、コンビを組んで、卒業前にオリエンタルラジオとしてデビュー。すぐにリズムネタ「武勇伝」で大ブレイクする。

その後は2人で漫才を10年もがんばったあげく、そちらの才能はないと見限ってしまう。リズムネタに戻り、その進化を目指して歌とダンスの6人グループ「レディオフィッシュ」を結成。6曲めの「パーフェクトヒューマン」で大ブレイクして、なんと紅白歌合戦にも出てしまった。

このように中田さんの人生は大筋で見ると「トライアンドエラー」の見本のようだ。さらにファンとして彼の活動を日々眺めていても、小さなトライアンドエラーを無数に繰り返している。

先日はなんと、テレビの朝の情報番組のレギュラーを自ら降りてしまった!また、毎日頑張ってインスタライブをやったと思えば、これは自分には向かないとアッサリやめてしまったり。

ちなみに新規ファンはいちいちびっくりだが、古参ファンはもう慣れっこで動じない(笑)



ところで、トライアンドエラーというとカッコいいが、実際のところ、失敗は誰でも嫌なはず…ではないのか?まして中田さんの行動はいちいちネットニュースにもなるほど人に見られているのに、どんな気持ちなのかなあ?と、つねづね思っていたら、昨日のラジオでご本人がこう語ってくれた。


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自分で決めたけど、「どうかなあ?」と思うときもあります。

でも正解って実はないんですよね。やってみて失敗することが基本なので。「ダメだったね。じゃどうしようか?」っていう感じですから。

「ダメだったよ、お前のせいで。」って言われる覚悟があれば、決断はできるのかもしれません。
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なるほど、「失敗が基本」と割り切っちゃっているんだ!
さらに、「責任を引き受ける覚悟」。
その上に成り立つ、成功なんだなあ…。

さらに、こんなことも。


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僕は必死じゃなくて夢中。夢の中にいる。取り憑かれているともいえる。

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いつも実現したいビジョンがあるからこそ、夢中でトライアルエラーを繰り返せるんですね✨