内向型と外向型って?

私は性格診断テストみたいなものではいつも、すごく「内向型」だと診断される。


でもそれを、私を良く知らない方に話すと、
「内気には見えませんよ、外交的に見えますよ。」
などとと言われることも多い。
 
このように、「内向型」と「内気」、または「外向型」と「外交的」は、普通はごちゃごちゃに使われるが、実は全く意味が違う。


つまり外交的な内向型だってあり得る、ということだ。
 

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「内向型、外向型」の概念は、もとはユングが生み出したもの。
内界に集中するタイプと外界に集中するタイプのことだ。


☆内向型の人は・・・単独行動を好み、話す前に考え、他人と関わると(たとえ楽しくても)疲労困憊する。


☆外向型の人は・・・集団行動を好み、話しながら考え、他人と関わることでエネルギーを得る。 


コミュニケーションビジネスをやっている私のグループの方でさえ、診断テストの結果、半分の方が「内向型」だった。


だから日本人全体でみたら、おそらく半分以上が「内向型」だ。


「外向型」の人が多いと思われるアメリカでも、人口の3分の1~2分の1が「内向型」だという。


だが、アメリカでは多くの内向型が外向型の振りをして暮らしているそうだ。


それは、「社交的でつねに先頭に立ち、スポットライトを浴びてこそ快適でいられる」そんな自己を持つことが理想だと、多くの人が信じているから…。
 


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本の学校でも、外向型の人の振る舞いを理想の学生の姿として奨励される。


例えば…
・先生の問いかけには常に打てば響くように元気に答える。
・内にこもらずオープンに人と関わり、友達をたくさん作る。
・休み時間や放課後は、友人と過ごすかクラブに励む。
…なんていう感じだ。


つまり、いつも意識を外側に向けて集中しなくてはならない。
これは、内向型にはきつい。


したがって、理想の学生を演じようと真面目にがんばると、学校にいる間にエネルギーが尽きてしまうことも。


おそらく、登校拒否になりやすいのは、真面目な内向型の子供だろう。


ちなみに私は子どもの頃、授業中はいつもノートに絵を描いていて、自分の世界を作っていた。
そのうえ、たびたびひどい風邪をひいて学校を休んでいた。

そうやって、エネルギーをなんとか保っていたんだなあ…
 

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頑張れば、外向型のフリは上手くなることもあるが、内向型が外向型に変わることはない。

なぜなら、動物にも「内向」「外向」性格はあるというくらい、これは生まれつきの脳のタイプによるものだからだ。


 
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(※図はWEBサイト「ガラパイア」2016-6-30から引用)




人類の歴史を見ると、内向型と外向型が両方いることで他の生物との生存競争に勝ち、繁栄したのだという。


もちろん仕事のチームにも、両方のタイプが必要だ。


違うタイプ同士は、お互いの違いを認め、尊重し合い、それぞれの役目を果たすのが大切だ。



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(今回のデートは湯河原の素敵なプチホテルにて♪)

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(静寂が保たれて心地いい。内向型の充電にはもってこいだ♪)


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(自室の窓下には、海とプールが!


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 (くつろげるプールサイド。)

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(レストランも快適♪)

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(カラフルなサラダをあしらったカルパッチョ

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 (メインも、野菜の味を生かして。)