信じられることの力
Kさんは在職中、私の可能性を信じ、励まし続けてくれた、人生の大恩人だ。
なんだか、久しぶりに父親に再会したような気がした。
Kさんのことを思うとき、「士はおのれを知る者のために死す」という言葉が浮かぶことがある。
人は、自分の真価を知っているもののために、命をかける、という意味だ。
そういう意味で、Kさんの存在は、私の大きなエネルギー源だ。
ちなみに、すでに亡くなった私の実父は、私を深く愛してくれたので心から感謝している。
が、可能性を信じてくれたかというと・・・多分、NOだ。
「頼りない娘」だと、最後まで心配だけして、あの世に行ったのではないかなあ(>_<)
だから父を思うと、今でも切ない。
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うーん、私もタフな奥さんだから、あまりびっくりはしないが・・・(笑)
このエピソード、中田さんは「自分と同じだ!」と思ったらしい。
中田さんは今の奥様と出会って、たった2ヶ月でプロポーズ。
そして、結婚発表の2週間前のある朝、震えながら目覚めたという(笑)
人生が大転換してしまうであろう「結婚」という大イベントが、無性に怖くなったのだ。
それを正直に奥様に告げると、『ビビるな!』と一喝された。
『結婚は、自分で決められるものじゃないのよ!これは、運命なの!』
そして無事、マスコミの前で結婚発表し、籍を入れたそうだ。
普段は理詰めで人を言い負かすようなイメージの中田さんだが、奥様には、このときばかりでなくチョイチョイ言い負かされている様子で、微笑ましかった( *´艸`)
「・・・でも、思えば出会った時に、自分は妻に心をつかまれていたのかもしれない」と、中田さん。
奥様は、出会ったばかりの頃、『いい株に出会った』と、面と向かって中田さんに言ったそうだ。
今の中田さんならいざ知らず、そのころの中田さんは低迷期で、これから先がどうなるかわからないような時期だった。
そんな時、自分の可能性を信じてくれて、人生すらかけようとしてくれる女性に、心をつかまれたのだ。
話を戻せばメアリーも、『自分は将来大統領になる男性と結婚する』と公言していたそうだ。
そんな女性が自分を選んでくれたということに、リンカーンは心をつかまれていたのではないか・・・?というのが、中田さんの推論だ。
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自分の可能性を信じてくれる人の存在は、本当に大きい。
見回せば、私の可能性を信じてくれる仲間が、今では何人もいる、ありがたいことだ。
そして私も、仲間の可能性を心から信じて、元気をあげられる人になりたい・・・と、つくづく思う。