塞翁が馬
地球上の全人類が参加している競技。
それは、「人生」という競技だ。
運力があれば、光り輝き、
喜びのなかに人生を送る。
運力がなければ、ぐちとため息で一生を終わる。
運力の強い人のわかりやすい例は、
「万事、さいおうが馬」
という中国のことわざだ。
さいおうとは、
塞(さい)という地方にすんでいた、
翁(おう)…つまり、おじいさんの話。
それは、こんな話だ→
飼い馬に逃げられたおじいさんを、
人々がなぐさめた。
でも、おじいさんは、
「いや、この災難が、
逆に幸運になることもあるさ。」
と、苦にしなかった。
すると、その馬が、
別の立派な馬をつれて戻った。
人々がお祝いを言うと、おじいさんは、
「いや、これが災難にならんともかぎらんよ。」
すると、おじいさんの息子が、
その馬から落ちて足を悪くした。
人々がお見舞いを言うと、おじいさんは、
「なに、これが幸運になることもあるさ。」
すると、戦争がはじまり、
たくさんの若者が兵隊にとられて戦死した。
でもおじいさんの息子は、
兵隊にとられず、無事だった。
→運力の強い人は、ほとんどのできごとに
「幸運」というレッテルを貼る。
だから「不運」というレッテルの出番がめったにない。
「自分ななんてラッキーなんだろう」
と感じられれば、
心はリラックスでき、さらに幸運を呼ぶ。
~以上、天下伺朗・著「運力」から~
21年前、私が長女を妊娠中に、
主人の進行ガンが見つかった時。
精神的にのたうちまわったあげく、こう決めた。
「これをのりこえて、
“ガンさん、ありがとう”の境地になる。」
つまり、最大のピンチに、
「幸運」のレッテルを貼ることができた。
これが運を引き寄せて、今の幸せにつながったと思う。
私にしてはずいぶん上出来だった。
なにしろ、それまでの私は、
ぐちばかりの人だったから、
もしかすると、おなかに赤ちゃんがいたので、
母はつよしの、「火事場のバカ力」だったのか?
今、もう一度初心に帰り、
全てのできごとに心から「幸運」のレッテルを
貼れる人をめざそう。
人生という競技の勝者になろう!
それにしても、これはほんとうに素敵な競技だ。
だって、人生という競技は、
人を蹴落とす必要がない。
それどころか、
みんなで勝者となれる競技なのだから!
(横浜港を娘とぶらり旅)
(大桟橋には豪華客船が♪)
(圧巻です!)
(赤レンガ倉庫のレストラン)
(シーフードバイキング♪♪)