最高のドラマ
春は、久しぶりに私にとって面白いドラマが二つあった。
◆まず、「天皇の料理番」
愛ある家族の中で、奔放に育った主人公が、何もかも振り捨てて、
惚れた「料理の道」を突っ走る。
修行先でいじめにあっても首になっても乗り越え、
とうとう若くして天皇陛下の料理番に抜擢される。
これは、惚れた「フォーエバーの道」を、
突っ走って…もいないが、亀のように(笑)しぶとく歩き続けている、
私を応援してくれるドラマだ。
あちらでは、陰のある無口な剣豪だったのに、
まったく違う熱いキャラクターだ。
若者ことばで、「ギャップ萌え」というやつ?
◆「ヤメゴク」というのにもはまった。
AKBだった大島優子が、迫力ある黒衣の刑事役だ。
やくざを滅ぼすことに命を懸けている。
やくざの群れの中に一人で乗り込み、
こわもての男を革靴でドカンと蹴り飛ばし、手あたり次第に倒してしまう。
…こうして書いてみると、私は
「命がけで何かをしている」「ギャップ」
この二つに弱いらしい。
◆そういえば、昨日、セミナーでお話を伺った藤川清美さんも、
この二つを持っている。
だから、すごくかっこいい。
明確な夢を持ち、それを叶えることに命がけの気迫がある。
今まで何百も夢を叶え続けてきた藤川さんだが、
どんどん新しい夢も芽生えるので、今は300いくつあるとか。
その中でも大きな夢は、「大富豪になること」。
(今、年収1億前後だが、
そんなのは何十倍も超えたレベルの大富豪のことだ。)
それを聞いた時、聴衆は笑った。
「そう、みんなが笑うぐらいの夢がいいのよ。」
と、藤川さんは続けた。
現実と、ギャップが大きい夢を語ると、人は、笑うそうだ。
「‘フン族’が笑うのは気にしないのよ。
夢を人に語る必要もないけどね。」
「フン族」とは、人の夢を聞いて、
「フン、そんなの無理よ」という人たちのことだ。
そうだ。「フン族」になってはいけない。
人が笑うぐらいの、大きな夢を持ち、
それに向けて命をかける人生を歩みたい。
「自分の人生」という、最高のハッピーエンド・ドラマ。
私は、その主人公だ。