劣等感を抱きしめる

イメージ 2

イメージ 1

(写真:横浜ベイブリッジ)



「私は、自信がない」
と言う人がいる。
「私は、周りにに十分なことをできていない不安がある」
と、つぶやく人がいる。

そういう時、私は超びっくりする。

では100パーセント自信がある人って、存在するのだろうか?
周りに十分なことをできている人って、いるというのだろうか?

そういう人って存在しないと私は思う。
もしそう思っている人がいたら、それは何かの勘違いだと思うのだ。

自信がないとか、不安があるとかは、
人として生きるのに当然伴うことで、
例えば毎日息をするのと同じくらい、
当たり前のことだと思っている。





アドラー心理学では、このような不安を
「劣等感」と呼ぶ。

人と自分を比べるのではなく、
自分の理想と現実を比べて起きる、ネガティブな感情のことだ。

目標を持って、より良く生きようとするからこそ、起きる感情だ。

不安の他に、
みじめさ、悔しさ、
腹立たしさ、羨ましさ、
焦り、落胆、怒り…など、さまざま。

なくなったら楽かもしれない。
だけどこの感情のおかげで、ここまで来られた。
そしてこの感情があるからこそ、さらに前に進める。

だから、劣等感を感謝の気持ちで抱擁してあげたい。

そして自分のできる精一杯を、
愛と勇気を持って行動する人になれたら、
とっても嬉しい。




※参考:
「嫌われる勇気:自己啓発の源流アドラーの教え」
「マンガでやさしくわかるアドラー心理学