人生の終いじたく

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(東京駅)
 
 
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(新・丸ビル)
 
 
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(皇居や高層ビルを見ながら、玄米と、野菜タップリのランチ。
贅沢なひと時です)
 
 
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前回のブログに書きましたが、
今はやり(?)の終活の本を、3冊買ってみました。
みんな、いい本でした!
 
 
 
まずは、女優の中村メイコの、
「人生の終いじたく~だって気になるじゃない、死んだ後のこと。~」
 
今78歳の中村メイコさんは、7歳の時からの子役で、
学校にも行かず、ずっと芸能界に生きてきました。
貯金はまったくしない。できない。
入ったお金は、楽しく片端から使ってきた人生でした。
 
でも、実は亭主関白の夫や糖尿病の姑につくし、
食事はきっちり作り、3人の子育てをして、
今は子供達やその連れ合いともよい関係を保っている。
すごい女性と知りました。
 
人は見かけによらないなあ!
 
そんな素敵な生き様のメイコさんは、
死に様もちゃ~んとイメージができています。
 
さすがです。
 
夫が先に逝ったら、子ども達にお金を出してもらって
6畳一間のアパートを借りて、生涯初めての一人暮らしをするのが夢。
 
それもできなくなったら、老人ホームに入ると決めています。
高級老人ホームにはいるお金はないから、
普通の福祉施設に入るのですって。
とすると大部屋だから、
たとえば隣にやたら咳き込むおばあちゃんがいても、
自分は役者だから、舞台装置に合わせられるはず。
 
そして死んだら、一番安い価格のお葬式を自宅ですませ、
公のお葬式は東宝の撮影所でやってもらうことになっているそうです。
 
メイコさんのエッセイを読んでいると、
自分が「大切にしていること」が実にはっきりしていて、
そこには徹底的にこだわり、そうでないことはキッパリあきらめる。
物事の優先順位がクリアで見事です。
かっこいいです。