スーパー公務員と、奇跡のリンゴ

 
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(写真:横浜ニューオオタニ・インからの夜景)
 
 
 
前回のブログに書いた、
高野さんの本「ローマ法王にコメを食べさせた男」、
読みましたよ~!!
 
すごい!すごい!
 
本でわかったのですが、
石川県のスーパー公務員、高野さんは、
私たちの敬愛するあの「奇跡のリンゴ木村秋則※さんと
一緒に活動しているんですよ!
 
(※知らない方のために…
木村さんは、不可能と言われたリンゴの自然栽培を、8年間の壮絶なチャレンジの後、成功させた。無農薬、無化学肥料、それどころか雑草を抜くなどもせず、自然のままの生態系をリンゴ畑に作り出し、健康に育てる。木村さんのリンゴは、腐らないで、枯れていくだけ。
 
高野さんが、木村さんの自然農法を知ったのは、
3年前のH21年。
すぐに行動を移し、なんと、翌年のH22年に、
木村秋則自然栽培実践塾」を立ち上げてしまいました。
 
木村さんが、一回2日ずつ、年6回来てくれ、
理論だけでなく、実際に実験の田んぼを用意して、
稲作りをするのです。
 
木村さんは今、有名人ですごく忙しいのに、
スジュールをどうやって割いてもらえたのか?
 
高野さんは、青森の木村さんの畑まで行って、こう話しました。
「先生の話を聞いて感動する人を
増やしたいわけではないんです。
先生と同じことをできる農家を
100人も200人も作りたいんです。
日本を救うために、先生、一緒にやっていただけませんか!」
 
 
木村さんは、
「他のスケジュール全部つぶしてもあなたの市に行く!」
と言ってくれたそうです。
 
歳入48兆円の国が、28兆円も医療費を払っているのは、
農薬まみれ、化学肥料まみれの農作物ばかり食べているせい。
じき、何かとんでもないことが起きる恐れがある。
この国を救いたい!
 
同時に、日本人のすごいスキルで、自然農法のものをつくれば、
関税が自由化されても、世界に負けないどころか、
世界のトップに行ける可能性も!
 
こういう高野さんのビジョンと行動力で、
自然農法の神子原米は誕生しました。
 
高野さんの夢は、まだまだとどまりません。
 
食の世界のトップは?
フランス!
フランス料理の頂点に立っているのは?
この人が、メイドイン・ジャパンの食材をつかったら、すごい!
というアイディアを実現するため、行動中です。
 
また、農業だけでなく、漁業も救う活動を始めています。
 
和を尊ぶ民の住む、私たちの素晴らしい国、日本。
その農業・漁業・林業が栄え、人々が健全な食材と環境を得る。
そういう土台があってこそ、真の幸福の道が、あると思います。
 
そうしてみると、高野さんも、木村秋則さんも、
人生「大成‘幸’」をめざす私たちの、お仲間ですね!
 
 
「可能性の無視は、最大の悪策。
1%の可能性があるなら、やってみる。」
…by高野