LONDONオリンピック

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(写真:箱根、芦ノ湖。上は、ボートから。下は、成川美術館の庭から。)



ロンドンオリンピック、終わりましたね・・・。
月並みですが、
「たくさんの感動を、ありがとう

閉会式後、TBSの昼のバラエティ、「ひるおび」を見ていたら、
すごくいい企画をやっていました♪

ロンドンオリンピック、メダル38個のうち、8個が団体。
その理由は・・・?
というものでした。
さわりをお伝えします→



●水泳

1996年アトランタ大会のころの女子水泳・代表メンバーは、
「史上最強」と言われたが、結果メダルはゼロだった。
敗因は、個人で戦っていたからだった。

たとえば、1人では練習も限界が来やすい。
しかし、仲間がいると、個人の限界を超えてがんばれる。

そこで、今の監督である上野さんが、ヘッドコーチに招へいされ、
「チームとして戦う」改革をした。

その方法は・・・

1: 代表選手団として選ばれたら、「チームジャパン」として、全員が、目標を共有する。
そのためには、ミーティングをまめにする。
コーチ、キャプテンも含め、一人ひとりがみんなの前で発言し、経験を語り、目標を言うようにした。
ゴールとしてオリンピックを意識しながら、ほかの国際試合なども入れて、結束を高めていく。

2: 記録だけをのばすのではなく、「勝負できる選手」を育てる。
そのために、「力の出る関係づくり」を意識する。
つまり、「共に戦う仲間」であることを意識して、チーム内の悪口は言わないことを徹底し、
互いに尊敬しあう関係をつくるそうだ。

「ワンパ」: 一体化のための方法のひとつに、ワンパがある。
代表選手が輪になり、声掛けをする、アレだ。
今回の合宿では、ワンパのコンテストもやったそうだ。
{例}「勝つのはどこだ~」→ニッポン!
「ニッポ~ン、エイ!」→エイ!
「ヤア!」→ヤア!
「エイ」→ヤア
「エイ」→ヤア
(全員)「ニーッポン!」

その後、メダルの数は着実に上がっていった。
4個→8個→5個→11個(今回)

☆やっぱり、一つになるって、すごいことなんですね…



なでしこジャパン

北京オリンピックでは4位だった。
その後、“自主性”を合言葉にした。
試合中、選手の工夫や修正を促す自立したチームをめざし、選手たちだけのミーティングが増えた。
結果、チームワークが向上していった。

ロンドン銀メダル獲得後の、佐々木監督のことば:
「日本の良さは、チームワーク。
明るく正義感があって、フェアプレーで常に相手をリスペクトする。
それが結集すると小さい子たちでもパワーを出す。
それがなでしこジャパンに植えつけられていることを、誇りに思う。」

監督のマネージメントの素晴らしさもめだった。
予選リーグ3戦目(対南アフリカ)で、監督が「引き分けねらいを指示した」と、会見で明言した。
2位通過した方が、移動や組み合わせが有利と判断したからだ、と言う。
結果、周りからは批判の声が上がった。

実は、この出来事の真実は、「自分が指示した」と広言することで、
監督がすべてを背負った、ということだ。
盾になって、選手を守ったのだ。
これに選手が感動し、「結果で返したい」との思いが高まったと言う。
それが、準決勝のブラジル戦・勝利につながった。

☆このやり方は、天外司朗の説く「長老型マネージメント」そのものですね!
みんなを信じて見守り、自由に、自主的にやってもらい、
いざという時は盾となって責任を取るマネージメント。

佐々木監督、すばらしい・・・