T通信☆三ツ星すし職人

トレジャー通信☆

<三ツ星すし職人・不器用でよかった〉

NHK番組「プロフェッショナル」の、83才のすし職人、小野二郎さんの回、感動でした。

彼の店は銀座の人気店で、世界的に権威があるフランスのミシュランガイドで最高の三ツ星をもらっています。もう、だまっていてもお客さんが押し掛けます。

フレンチの帝王と呼ばれる有名シェフのロブション氏も、日本にきたら彼のすしを食べるのが一番の楽しみであり、二郎さんを尊敬すると公言しています。

そんな二郎さんですが、いまだに、「もっとおいしくなる方法が、何かあるんじゃないか」と、毎日すしを握りながら考え続けるているそうです。仕事が好きだから、ほれこんでいるから、それを探すのが楽しくて、仕方がないそう。

おどろくことに、実は二郎さんはとても手先が不器用。料理の箱の包装等もできないほど。

だから、26才ですし屋に弟子入りしてから、人の二倍三倍練習しました。でも、どうしても握りがうまくできない。あきらめずに練習する中で、偶然、新しい握り方を生みだし、それは今では「二郎にぎり」と呼ばれています。

二郎さんは言います、「不器用でよかった。おかげで人より余分に考えた。不器用だとかえって人よりいい結果が出るんです…あきらめさえしなければ、ね。」

「自分に合った仕事を探していったらきりがない。仕事を、自分に合わせるんです。与えられたら、天職と思い、修行する。没頭すれば、好きになるんです。」

好きなことを仕事にしよう!と本田健はいうけれど、没頭すれば、好きになる!逆もまた有りなんですね(*^_^*)