無限後退人間?

子供の時から、何事につけ考えすぎるので、困っていた。

「Aをする理由はBだから。」
「Bをする前提はCだから。」
「CはDのために必要だから。」

…などど延々と考えると、結局

「私はXのために生きているから」
「人間はYのために存在するから」
「宇宙の根本はZ だから」

というところまで行き着いてしまう。

他の人を見ると、もっと気楽に行動しているようす。
すごくうらやましかった。

自分のことを自虐的に無限後退人間」と呼んでいた。

しかも若い頃は肝心のX、Y、Zの答えがわからないから、とても苦しかった。
あっちこっちをさまよい続け、自暴自棄になったこともある。

でも、探し続ければ、自分なりの答えは見つかるものだ。
求めよ、さらば与えられん。

「全人類共通の答えじゃなくていい、自分なりの答えでいい」と腹をくくったときから、すご~く楽になった。

多くの人は、そんなこと始めからわかっているのだろう。
私は遅すぎ~(笑)

ところで、考えすぎてしまうのは「欠点」だと長年苦しんできたのだが、逆に「強み」と呼んでもいいと知って、解放されたのは10年ほど前だ。

これはストレングスファインダーのおかげ!

(ストレングスファインダーとは: アメリカのギャラップ社が、「人自分の弱みではなく強みに意識を向け、それを活かすことで最大の能力を発揮する」という考えで開発したツール。Webサイト上で177個の質問に答えていくことで、自分の強みを知ることができる。)

これによると「内省」「分析」「収集」「戦略」が私の強みだって!

ものごとって、ラベルの貼り方で、ネガティブにもポジティブにもなるものなんですね~。

さらに最近、内向型の人と外向型の人の違いは、生まれつきの脳の使い方によると知って、ますます楽になった。

外向型の人は、五感からの刺激が脳に入ると、パッと感情中枢の方に回してポン!と行動に結びつくらしい。

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ところが内向型の人は、五感からの刺激が脳に入ると、ぐるっと大脳皮質の方に回す。
そこで、いちいち過去の記憶だったり、思考、計画と照らし合わせてから、やっと行動の方に持っていく。

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だから内向型の人の大脳皮質は血流も多いそうだ。

じゃあどうして2種類のタイプがいるかというと、生物としてのヒトの群れが生き残る確率を上げるため。
同じ場面で全員が同じ反応すると、全滅してしまうこともあるからだ。

違う反応をする両タイプが協力してこそ、生き残る確率が増える。
現代でも、チームに両方のタイプがいることが望ましいのだ。

内向型というタイプは、人類に必要だからこそ宇宙が作った脳のタイプだったとわかり、ますます自分を肯定できるようになった。

「みんな違ってみんないい」ということが、歳を追うごとに実感できてきて、生きるのが楽になっていく~♪

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