膝をつけ

 
チネチッタで、息子が封切り日に見て
「感動した~!」
と言っていた映画を、どれどれ、と夫婦で観ました。
何しろ、私たちがデビュー当時から大好きな、ウイルスミスとその息子が主役だというし。
 
少年が、父と自分の命を救うために命がけの旅をし、
みごと目的を達成するとともに、心の成長も果たすストーリーでした。
 
若いころは、お話の中でだけ冒険を楽しんで、
現実のつまらなさを癒していたものでした。
でも、フォーエバーをオシゴトとするようになってからは、
現実が冒険ストーリーになって、毎日が色つきの楽しい日々に♪
 
そして、人の人生というものを象徴する、このようなストーリーを観ると、
自分の現実のストーリーと重ね合わせて、実に感慨深いです。
 
この映画にに出てくる怪物は、
人が恐怖を感じるとき分泌されるホルモンをを嗅ぎつけて襲って来ます。
父はパニックになって走り出す少年にこういいます。
 
「膝をつけ。
ただ、感じて、見て、聞くのだ。」
 
「危機は確かに存在するが、
恐怖は未来を想像して自分が作り出すものだ。
人は恐怖を持たないことも選択できるのだ。」
 
うーん、いいこと言う。
私もこれからパニクったら、膝をついて心を落ちつけようかな(笑)
 
それにしても、映画って、本当にいいですね。