おくりびと

母が老衰で、眠りながら息を引き取りました。
安らかなお顔でした。
 
なくなった翌日、二人の納棺士さんが来て、
湯灌と納棺をしてくださいました。
 
湯灌って、映画「おくりびと」が有名になってから、
取り入れる方が多くなったそう。
私も、映画を見て、本まで読んだので、
できたら自分の家族にもやってほしいなあと思っていたら、
葬儀会社の方にすすめられて。
(これも、思えば叶う、ですね。
 
シャワーとシャンプーをし、さっぱりしたところで、
もちろん、肌は見えないようにタオルでうまく隠しながら、です。)
旅立ちのための真っ白な服に着替えさせてもらい、
ここ数年はしていなかったお化粧も施してもらいました。
 
とてもきれいになって、白い棺に入った母をみて、大満足。
 
娘も同じ気持ちだったらしく、
よかったね、自分も死んだらやってもらいたい。
ママにもやってあげるね。
なんて、言ってました(笑)
 
娘は、以前からなのですが、
理想の死に方のイメージを膨らませつづけています。
 
春、自宅に子どもや孫が集まっていて、
孫が広い庭で遊んでいる時に、息を引き取るんだ、
なんて、以前から話していました。
 
死ぬ時のイメージははっきりしてきたけれど、
人生の途中のイメージはまだなんですって(笑)。
でも、ゴールが決まっていれば、多分途中もうまくいきますね。
 
人間、死に方が大切。
 
母は、こうして子や孫に囲まれて、丁寧に送ってもらえて。
母の魂が、同じ部屋の中で見ていたとしたら、
嬉しかったのではないかな…。
 
 
 
 
 
イメージ 1
 
(写真: ザ・シークレット公式HPから。)
 
ジャーナリストの立花隆氏がたくさんの人にインタビューして書いた本
臨死体験」によれば、
死んだあと、たいていの人がお花畑を通るとのこと。
こんな感じのところかしら?